ここまでの振り返り(6/14)

LAMPサーバ x２と、LoadBalancerが半日で出来てしまったというね。

ドキュメントの質がよい。インターフェースが洗練されている。クラウド全体の設計思想も良いと思う。こりゃ大変だ。

インフラ保守SE、障害対応SEは仕事が激減するぞ。

＊＊

セットアップSE。
部品の相性を調べながら、ハードの構成を組む。
組み立てる（どこそこのバスに何のカードを刺して・・・）。
HWをOSに認識させて、基本的な設定をしてドキュメントに落とす。

これからはクラウドから切り出して作ればよい。クラウドのインスタンス作成画面に渡すパラメータだけ管理すればいい。

構築SE。
お客さんの要件を聞き出して、折衝しながら細かくカスタマイズする。

この仕事もかなり減ることになるだろう。クラウドの構成を提案して構築できるSEが必要だが、これまで１〜数ヶ月かけてやっていた仕事が、１ヶ月で完了してしまうな。

HW保守SE。
HWないんだから不要だ。

障害対応SE。
クラウドの動きが分かって、問題判別と対応できるSEはまだ必要とされる。でも少なくていい。

＊＊

昔から、インフラ系のSEってそこまで必要なくね？と思ってたんだよね。

「凝る必要はない！シンプルでいい！基盤なんて動けばいいんだよ！どうせ滅多なことじゃ壊れない！」とメンバーに言ったら、奴らの職人魂を傷つけて反発されたことがあったな（昔は俺も若かった）。

残念ながら今でも考えは変わってない。複雑に作り込んで仕事を抱え込む職人は不要だ。いつかバレる。技術を十分に理解した上でシンプルに割り切って効率的に作る職人が必要だ。残念ながら後者の職人は「自分自身の墓掘り人」のようなもので、自らの仕事も奪っているのだけれど。

まあ、とにかく、エンジニアはどんどん新しい技術を追っかけていかないとダメってことだ。年をとって来ると、いささかシンドイことではあるけれど。